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10月16日17日 近くの小金井公園で「小金井なかよし市民まつり」が開催された。
一日目のイベントに出演した「エコー」の演奏を聴くためにTさんと公園に。 Tさんの友人、Mさんがメンバーの一人と言うご縁で、初めて聴かせて頂いた。 青空の下で、「ぶちあわせ大鼓」、「水口囃子」や「秩父大鼓」などの演奏と踊りが舞台いっぱいに繰り広げられ、広場は聴きに来た人で一杯だ。 大太鼓を叩く人、小太鼓を受け持つ人がリズムよく入れ替わったり、合いの手を入れたり。 激しく、また愛嬌のある太鼓の表現や笛の音、鉦の音、それに合わせておどけた踊り。日本の民族的な伝統音楽の面白さ、楽しさがそこにはあった。 おもしろい名前のぶちあわせ大鼓は神奈川県三浦半島、三崎地方に伝わる大漁を祈るお祭りの出し物として演じられる。 太鼓の打ち手が三崎にある小高い丘と、小島とに分かれ、名前の通りその響きを競い合う。 勝った方がその年は大漁となるという縁起をかついだ物。負けた方は太鼓の皮を破かれたり、海に投げ込まれたりすることもあったようで「ケンカ太鼓」と呼ばれることも。 口元をギュッと結び、激しいバチさばきも勇ましくカッコ良い。 水口囃子 水口囃子は滋賀県甲賀市の水口神社の例大祭に曳山の中で囃されるもの。 祭は毎年4月19日が宵宮、20日が例大祭。 お囃子の名の通り笛、鉦、小太鼓が中心。「ぶちあわせ大鼓」とは対照的、のんびりした村祭りを思い起こさせる。 秩父大鼓 埼玉県秩父市の有名な夜祭で演奏されるお囃子。太鼓に笛、鉦も加わり賑やかな出し物。 こちらも大太鼓を叩く姿に見応えがある。座って太鼓を挟んだ足を投げ出すような、不安定にも見える姿勢だ。これは相当腹筋が鍛えられそう。 豪快な大太鼓に小太鼓、笛の音と鉦が賑やかさを盛り上げて夜祭りらしい雰囲気。 キリリとした出で立ち、溌剌とした響、そして軽やかな身のこなしが魅力的なグループだった。 団体名は響と書いてエコー 学芸大学の市民講座で和太鼓を学ばれたお仲間で結成されたそうだ。 その後自主的な活動を続け、学校や介護施設でのボランティア活動もされている。 会長の大久保さんのお話によると、「お年寄りの施設では動けない人、ボケのある人も太鼓の響きを聴くと目が輝き表情も変わる。元気になるのが分かります。」 出演者の殆どがシニア世代と見受けられた。 太鼓の持つ根源的な響や、笛や鉦で奏される音楽、そして飛んだり跳ねたりも加わる動き。 どれをとっても人を元気にさせてくれるのだろう。演奏者の生き生きとしたにこやかな表情、真剣な表情も印象的だった。 味覚 小金井市のネットクラブが模擬店を出してチヂミを販売するという情報を得、演奏を聴いた後ご一緒したTさんと行ってみた。 ここもシニア世代の、それも男性ばかり。エビ入りチヂミの美味しかったこと! 料理の腕前、並々ならぬ男性が多くなりましたね。 お昼は東小金井にあるうどんのお店《へそまがり》へ。 脱サラのオーナーの手打ちうどんは、こだわりの味と聞いた。 鶏肉と油揚げの入ったつけ汁と、客の顔を見てから包丁を入れると言う〈ツヤツヤ、しこしこしたうどん〉に甘みがあって殊更美味。 落ち着いた空間。切り炬燵式のどっしりしたテーブルや緑の鉢に居心地の良さを感じ、話も弾む。 「また来たいお店」が増えてしまったようだ。 《へそまがり》は小金井公園から徒歩で30~40分程。帰りは東小金井駅まで20分はあっただろうか。 よく歩きました。 誘って下さったTさん、素晴らしい演奏を聴かせてくださったエコーの皆さんに感謝!です。
by akoy28
| 2010-10-19 16:01
| 音楽
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