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5月4日
ブルースカイウインド・アンサンブルの演奏会を聴きに王子北とぴあさくらホールへ。 今年は震災の状況を鑑み定期公演ではなくスプリングコンサートとして行われた。 幕開けはL.R.Stanley作曲 マーチ「コンテンプティプルス」が井上謹次先生の指揮で演奏された。 団員が先生の手を取るようにして指揮台へとお連れする様子にハラハラ、ドキドキしてしまったが、指揮台に上がられるともう音楽が流れだしてくる。 独特な柔らかい和声の響きと声部の隅々まで聴こえる説得力を持った井上ワールドの展開です。 先生は、昨年体調を崩され、回復に向かわれているものの、本番に指揮をされるだろうかと危ぶまれる状況だった。 このスプリングコンサートも最初と最後の曲を振られるだけで、他を岩原篤男氏と吉里達哉氏のお二人の指揮者が受け持たれた。 2曲目からはおなじみの 喜歌劇「メリー・ウイドウ」よりヴィリアの歌 組曲「ケルトの叫び」と其々金管の華やかな響を引き出した演奏が続き、前半最後の曲はスパーク(Sparke)の「陽はまた昇る」だった。 この曲は・・・2011年3月に起きた日本の津波と地震の被災者のために・・・作曲されたもの。 「多くのブラスバンドに演奏されることを望み、収益金の全てを義援金とするとのメッセージと共に発表された曲」と司会の清水千賀子さんは声を詰まらせながら紹介された。 静かだが力強い曲の中に世界のあちらこちらから震災を憂い、強い支援の心を持つ人々のメッセージが聴こえる、そして世界は一つの輪になっていると勇気づけられる想いに。 ブルースカイは「私たちは一生懸命演奏することしか出来ませんが、《音楽の力》が少しでも皆様の心を癒し、勇気づけることを心から願って演奏させて頂きたい」とプログラムに表明している。 今回の演奏会を無料とし、ロビーで義援金を受け付けているとの呼びかけがあった。 休憩時には大勢の人が募金箱へ向かっていました。 休憩後のプログラムは「サウンド・オブ・ミュージック」のメドレーから。団員の指揮で始まった。 第二次世界大戦の最中、ナチスに抵抗したオーストリアのフラップ大佐一家の実話に基づいたミュージカルとして有名。 井上先生の指導が実を結んでいるなぁと感じさせる、心に染み入る表現と美しい響に満場が吸い込まれるように聴き入っていた。 「大阪俗謡による幻想曲」「四季のうた」が吉里達哉氏の指揮で。 管楽器の輝きに加えてこの楽団の打楽器群は特筆に値する。的確な間とシャープなリズムが小気味良く、ここでも日本を愛する心が音楽によって表現されていた。 そして「シェファーズソング」の後、最後の曲「ナポリの幻影」を井上謹次先生の指揮で。 演奏が進むにつれ聴く人は先生の背中に、何時ものように精気が宿るのを感じたのではないでしょうか。 心を動かす表現に、音楽の力は凄いと感じさせられ鳴り止まぬ拍手が。 アンコールに応えて2曲も演奏されたのには驚きました。 計画停電の煽りで練習会場もままならなかった等から軽めのプログラムになっていましたが、被災地への想いの伝わる素敵なコンサートでした。 井上先生はピアノ教室のNさんの恩師です。 彼女は高校の吹奏楽部で先生のご指導を受けてから現在にいたるまで、数十年来?先生を敬愛して止みません。 先生の薫陶が素晴らしいものであったことは、レッスンを通していつも感じさせられます。 コンサートの後、彼女と顔をあわせた時は、感動と安堵にお互い涙を抑えることが出来ませんでした。 先生どうぞゆっくりご養生ください。 そして又素晴らしい演奏で多くの人達に勇気を与えてください。 ブルースカイウインド・アンサンブルについては2010年7月5日と7月18日にも取り上げています。
by akoy28
| 2011-05-08 22:26
| 音楽
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