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9月の初旬に行われたデジカメ倶楽部の撮影会は小金井公園にある「江戸東京たてもの園」だった。
ここを訪れるのは今回が3度目。しかし撮影は初めてだ。 最初の時にはこれだけの建物をほぼ完全な形で移築しているのに驚かされたものだ。 東ゾーン センターゾーン 西ゾーンと広い敷地に28箇所の見所が並んでいる。 最も古いものが1652年に建隆された旧自性院御霊屋(きゅうじしょういんおたまや)。 そして江戸時代中期の農家綱島家、江戸時代後期の農家吉野家や千人同心組頭の家。 明治、大正、昭和初期までの家屋やお店などが立ち並び、一軒一軒中まで入って見て歩くとかなりの時間が必要だ。 綱島家 吉野家 時代の移り変わりを特に感じさせられるのは、やはり大正から昭和にかけてのような気がする。 それまでの日本建築に代わって瀟洒な洋風の建物が。 左 田園調布 大川邸 右 文京区小出邸(建築家堀口捨己の手によるモダンな住居) どちらも大正14年建築 日本の近代建築の礎を築いた建築家、前川國男が昭和17年に建てた斬新で伸びやかな自宅。今も新鮮で憧れの空間だ。 前川國男は1905年生まれ。日本の建築の遅れを痛感し大学を卒業するとすぐに「近代建築の三大巨匠」の一人、ル・コルビジェの許で勉強するべくパリへと。 帰国後は日本の風土を考え建物の耐震性、高温多湿な自然環境への適応性など、当時の日本の建築界が抱える多くの問題に徹底して取り組み、日本独自の近代 建築とは何かというテーマを生涯にわたって追求した人(前川國男建築展より)。 この自邸はそう言ったコンセプトの元に建てられたものとか。 前川國男邸 今回中には入らなかったが、吹き抜けの広いリビングは外からの光や風を取り込む大きな窓が特徴的な素晴らしい空間だ。 そのすっきりしたラインは鋭すぎず、暖かな木の質感が生かされている。 これは日本人の感性からくるものではないかと・・・。 撮影出来なかったのが残念! 面白いと感じたのが、東ゾーンにあるお店達。 ここでは当時のそして今も変わらぬ庶民の息遣いが感じられる。 万徳旅館 (青梅市)江戸末期~明治初期) 商店、風呂屋、居酒屋 古い映画のシーンのようで懐かしい 居酒屋の《鍵屋》は安政3年、他は昭和初期のもの 右の長屋はTVドラマ「おひさまの」ロケ地として使われたそう 村上精華堂は小間物屋(化粧品屋)。イオニア式の柱、建物の表の素材は人造洗い出しとのこと。 当時としては大変モダンな・・・ 村上精華堂 子宝湯 花市生花店 撮影会は2時間余り。三井邸、高橋是清邸、西川家別邸などの豪邸は素通りだった。 また後日、時の移ろいをゆっくり味わいたいものと思う。
by akoy28
| 2011-09-27 21:20
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