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6月3日 オカリーナ奏者として世界的な活躍をされている大沢聡さんと、その門下生によるコンサートを聴きました。
昨年も同じ頃に第一回が開催されて、その様子をブログアップしましたが、今年は更に門下生の進歩が聴こえます。 昨年は初めての試みと言うこともあったのでしょう、ちょっとお祭りの様な賑やかさでしたが、今年は落ち着いたコンサートでした。 その為一層音楽が聴こえてきたのかもしれません。 大沢先生の人柄と考えからくるのでしょうか、皆さん自由で溌剌、多少のミスにもめげずに音楽を聴かせてくれます。 また、今年もちょっと言い訳めいた演奏前の一言が会場の雰囲気を和らげています。 きっと演奏者本人の緊張もほぐれるのでしょうね。 大人の音楽教室ならではの味わいがありました。 「楽譜が読めなくても、先生が歌って教えて下さる」と言われた方がありましたが、音楽の始まりには楽譜なんかなくて口伝えで広がったことを思い起こさせてくれます。 こんなことからもオカリナ人口は増えていくのではないでしょうか。 この日の私の最大関心事。 それは友人のMさんの演奏です。 昨年初めて聴かせて頂いたときの衝撃を忘れることが出来ません。 張りつめたといった感じの集中力で、美しい古典的な作品を完璧に演奏されたのです。 どこかで大穴を空けてしまう私などは、その演奏家魂に感服するばかりでした。 今回は新しい楽器に挑戦されての演奏でした。 トリプレットオカリナ。大沢先生の開発された音域も広く表現力豊かな楽器です。 オカリナはもともと一点ハ音から始まるC管、その他F管、G管などの中音域から高音域が一般的なようです。 陶器で出来たこの楽器の特色はやはり暖かさのある自然な音でしょう。 このトリップレットオカリナは更にふくよかな温かい音を持ち、テクニックも表現の可能性もより広げられる素晴らしい楽器です。 楽器の性能の良さは演奏者の力量も高めますが、同時にその良さを発揮するまでには相当の努力を強いられます。 Mさんは初めこの発表会にこの楽器は使わないと言われていましたが、本番ではこのトリプレットを演奏されたのです。 どんな音楽でどんな音を出されるのか想像できずに、舞台の演奏者を見つめました。 曲は江波太郎の「愛ぐし(めぐし)人」 伴奏は丹内真弓さんでした。 私がMさんの演奏を聴くのはこれが3回目です。 ピーンと張りつめた空気と魂の歌を一筆書きしたような特徴のある以前のMさんの演奏から思っていた音とは全く違うものを感じました。 楽器からは包容力のある優しい響きが流れ出したのです。確かに今までの様な完成度とは違う何かがあるのです。 音楽の持つ人を慰撫する優しさ、聴く人が入り込める自由さ。 この後の「大沢聡コンサート」でも感じた音楽の限りない広さ、奥行き、そして人の魂を自由に開放する力に浸ることのできた数分間。 この楽器の可能性とMさんのこれからの演奏を聴かせて頂くのが大きな楽しみとなったコンサートでした。 休憩を挟んで「大沢聡コンサート」 前回も出演した弓場さつきさんの演奏から始まったこのコンサートは流石プロのもの。 弓場さんは恐らく二十歳前後でしょう。成長期の只中と言った感じで、体格も演奏も一回り大きくなって舞台を楽しく彩っています。 大沢聡さんの演奏は今回自作の作品が中心だったように思います。 次から次へと湧き出てくる曲に睡眠不足になるとか! 「あなたが好きで」…シリーズでしょうか、切々としたメローディが歌われていました。 作曲の才も持ち合わせて、「大沢聡」の世界が更に広がっていくのを感じます。 その他にガーシュインの「I Got Rhythm 」バッハの「G線上のアリア」又お馴染み「チャルダッシュ」等々テクニックと編曲の力を駆使して、エンターテナーぶりを発揮。 ピアノの丹内真弓さんと共に大いに楽しませてくれます。 満足感に浸りながらご一緒したお仲間と、ひと時楽しいお茶の時間。 Mさん、豊かで幸せな時間を有難うございました。
by akoy28
| 2012-06-07 16:13
| 音楽
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