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観たい映画があったので、久し振りに神保町まで出かけた。
「こんな日に酔狂な!」と家人に呆れられながら真昼間、家を出たが確かに酔狂だったなと。約束していなかったら行けなかっただろう。 最寄駅まで7、8分を急ぎ足で行くと、着いた途端どっと汗が吹き出る。 涼しい電車に乗りホッとしたのも束の間、車内は冷房の効かせすぎで汗をかいた体が冷えてくる。上着を着ても寒~い! 確か昨年までは弱冷房だったのに┄┄┄熱中症対策? 高田馬場に着くころにはなんだか調子がおかしくなっている。 ![]() 乗り換えで地上に降り立つとアスファルトの照り返しで蒸し風呂の様な暑さ。 地下鉄は又寒く、ついに九段下の乗り換えで気持ちが悪くなってしまった。 「これって熱中症?」 慌てて水分補給。 駅のベンチで一休みしながら行き交う人を眺めていると、大儀そうに歩いている人あり、ゲンナリした表情の人あり。 たかだか神保町まで行くのにこんな難行が待ち受けているなんて誰が思うだろう。 ずいぶん遠くまで来てしまったような┄┄┄ やっとの思いで岩波ホールに着いたものの、ここも冷房ガンガンではありませんか! 2時間半程の上映中、身動きもとれず寒さ対策は薄い上着だけ。音を立てないようにとのアナウンスに、用心に持って行ったセーターも取り出せない。折角の映画が気もそぞろではつまらない。 終わった後、隣席に座っていらした方は冷えのため足を引き摺っていた。映画館には中高年も多いのだから冷房にはもっと配慮が欲しい。 そして一歩外は西日の照り返すビルの谷間。 東京はいつからこんなに居心地が悪くなってしまったのだろうか? 温暖化問題が叫ばれて久しいにも拘わらず、この悪循環をどうしたら良いのでしょう。 つい先ごろまで省エネを言っていたのに、この冷やし過ぎは責任逃れの過剰反応ではないだろうか? もっともこう言った現象は冷房に限らないけれど。 何のかんのと言いつつもご一緒したTさんと打上げ?なるものを。 丁寧に作られた中国料理に舌鼓を打ちながら生ビールで乾杯!お疲れさま~ 観たばかりのフランス映画「パリ20区、僕たちのクラス」の感想、彼女の職場に於ける悩み、果ては政治に問題ありと怪気炎をあげ、一先ず本日のストレスは解消した。 そう言えばこのお店は適温に調節されていたなと、帰りの車内で気付いた。 ビルの谷間に細々と残った古本屋を、買ったばかりのデジカメで写してみた。 古本屋っていいなあ~ ![]() ![]() ![]() ▲
by akoy28
| 2010-07-25 16:19
| 社会
間が空いてしまったが、今日はウインド・アンサンブルの続きを書きたいと思う。
![]() ピアノ教室のNさんのご縁でブルースカイ・ウインド・アンサンブルのコンサートを聴くようになってから、7~8年になるだろうか。 初めの頃は吹奏楽そのものに余り馴染みがなく、やたら金管の音が煩く感じられた。 アンサンブルとしては弦が入っていた方が耳には楽な気がする。 曲目も吹奏楽のために書かれた作品が多く、休憩前後で申し訳なくも睡魔に襲われてしまう。 それがだんだんプログラムにクラッシックの名曲が取り入れられ、音色や表現に大きな変化が現れるようになってきた。 ここ2,3年の間に目覚ましい成長が感じられ、管弦楽のために書かれた曲が管楽器と打楽器のみで演奏されているとは思えない時がある。 最近は珍しい楽器や演奏団体などが招待され、いっそう楽しい舞台となっている。 この手法は井上先生が指導されているもう一つの団体「東京ブラスコンコード」で取り入れられているものだ。 今までもバンドネオン、バグパイプ、ジプシーバイオリン、篠笛など---他にも沢山の珍しい楽器、ダンス、パフォーマンスをこの二つのバンドで楽しませて貰った。 今回は中南米フォルクローレの出演だった。 民族衣装を纏ったペルーのグループ「カントゥス」は独特な楽器と力強い歌声とで会場を魅了した。 ![]() このアンデスの楽器達は素材がかなりユニークだ。 最も驚いたのはマンドリンの様な弦楽器チャランゴ。 なんとそれは当初アルマジロで作られていたそうだ。 現在は乱獲のため保護され、アルマジロは使えなくなってしまったが。 チャクチャ ![]() その他ヤギの爪を繋いだチャクチャと言う、振って音を出すもの。 チャクチャクと言うような音がする。 このチャクチャには木の実で作ったものもあり、前者より軽やかな音だ。 葦を何本も束ねた管楽器サンポーニャ。 ![]() 動物の毛皮が張ってあるワンカラと言う太鼓。太鼓は動物の皮を張ってあるものが普通だが、ワンカラは毛皮なので柔らかい音が出るそうだ。 ![]() そして日本でもよく知られている竹の笛、ケーナ。 ![]() 自然の素材から生まれた素朴な楽器はとても魅力的だ。 しかし何より本質的なのは生命力に溢れた音楽そのものだ。 毎回アンサンブルとのコラボレーションが展開されるが、ヨーロッパで改良を重ね完成度を高めた楽器とのコラボは不思議なことに素朴な楽器に軍配が上がる。 演奏者の力量もあるだろうが、少々粗野でも生命力のあるものに接すると、理屈抜きで嬉しくなるものらしい。 面白いものだなとその取り合わせにいつも感心してしまう。 クラッシクの名曲や「コンドルは飛んでいく」等のアンデス地方の民族音楽で盛り上がった後は、ポルカやワルツ等お馴染みの曲で締めくくられる。 コンサート全体の流れが楽しく飽きさせない。定員1300人の北とぴあ「さくらホール」がいつも満席だ。 聴き手は中高生の吹奏楽部のグループやその父兄、地元の中高年の方々で年齢層も幅広く、音楽界の裾野を広げるのに役立っているのは確かである。 ![]() 指揮者の井上先生は音大で作曲を学ばれ、卒業後中学校で吹奏楽の指導を始められた。 それまでの吹奏楽は軍楽隊や、商店街の鳴り物の様なイメージが強かった。 先生は豊富な経験を生かされ、吹奏楽にも音楽としての質の高さを求められた。 これには大きな狙いも持たれていたそうだ。クラッシク音楽はどちらかと言えば、誰にでも親しまれるとは言えないマイナーな分野である。 それを小中学生を始め大人までの、幅広い聴き手を育てたいとの想いから親しみやすい童謡や民謡、歌謡曲等も取り入れながら楽しいコンサートを繰り広げられてきた。 さすがに、定期演奏会で歌謡曲は演奏されないが--- このバンドは、北区のある小学校と地域の自治会の支援を得ている。そして週末小学校を借り、練習場所を確保している。 勿論それが成り立つのは地域の行事などに賛助出演の形で参加し、相互関係を保っているからだろう。 転勤、子育てなど諸々の事情から入れ替わりの激しいアマチュアバンド故、ある時は世代交代のためガクンと内容が落ち込むこともあった。 プログラムにはこの楽団が1976年に発足したとある。 色々な問題を乗り越えながらここまで長く続き、成長するには指導者、楽団員の努力に加え周囲の支えあってのことと思われる。 先生の更なるご長寿とご活躍、そして楽団の発展をお祈りいたします。 ![]() ▲
by akoy28
| 2010-07-18 17:57
| 音楽
7月4日 王子北とぴあで開催された、ブルースカイ・ウインド・アンサンブルの定期演奏会を聴きに行った。 吹奏楽界の重鎮、井上謹次先生が率いるアマチュアの楽団だ。 指揮者の井上先生が大病を患われたのは数年前の事だが、その回復力は超人的だ。 杖を突きながら舞台に登場され、団員のサポートで指揮台に上がる。 とても小柄なその方は今年85歳の誕生日を迎えられる。 ゆっくりと高い椅子に着き、指揮棒を振るとその後ろ姿に生気が甦り、力強い音楽が流れだす。 ![]() ここのウインド・アンサンブルは美しい音を持っている。 テクニックも然ることながら、和声に対する耳が良い。 和声の持つ意味を厳しく問われているからだろう。 特にクラシックの作品となると管楽器と打楽器だけで演奏されているとは思えないほど色彩感と厚みがある。 今回のクラッシックの曲は浅田真央ちゃんが苦労していたハチャトリアンの「仮面舞踏会」とリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」だった。 どちらも多くの人に親しまれている人気の曲だ。 それだけに外面的だったり、「なんだか平凡」と思ってしまう演奏も結構多い。 聴こえてきた仮面舞踏会の冒頭はオヤッと思うほど呑気な可笑しみを感じさせて意外だった。それがだんだん旋律が畳み掛けるように次々展開され、深い哀しみの表情に変わっていく。「ああこうなっているのね!」改めて得心した。 ハンガリー狂詩曲でも同じように感じたが、良く知られた曲だからこそ、奇を衒うことのない新たなアプローチを求められたのでは無いだろうか。 大病を乗り越えられ、音楽の女神が乗り移ったかのようだ。 お年を召すごとに深みが加わって感動を呼び起こす。 先生は歳をとるという事が決して衰えだけではない事を教えてくれる。 スピリットは高く舞い上がることが出来るのだと勇気づけられる。 ![]() ところで、ウインド・アンサンブルの意味だが、私は恥ずかしながら長いことブラス・バンドとは分けた意味合いであることを知らなかった。 ブラス・バンドとは金管楽器(主にラッパ群)と打楽器で編成されたものを指す。 また吹奏楽のほうは金管、木管(主に笛の仲間)、打楽器で編成されるが、その他の楽器も加わることもある。 ウインド・アンサンブルはこちらに属する。ただ、日本では吹奏楽もブラス・バンドと呼んだりしているのでややこしいが。 ウインド・アンサンブルは、1952年にフレデリック・フェネル(イギリス)の提案によって次の5項目を目標としているそうだ。 1.作曲家の指定した編成で演奏する。 2.各パート必要最小限の人数とする。 3.オーケストラの管と同じ奏法で演奏する。 4.それによって管楽器の音質の魅力を最大限に発揮する。 5.管弦楽と同じレベルで鑑賞されるようにする。 ウーム!これはかなり厳しい規定が設けられている。 「管弦楽と同じレベルで鑑賞されるようにすること。」 この日はまさにその通りではありました。 社会人楽団でここまで高い表現を求めるのは大変なことだ。 先ず皆さん当然ながら普段は仕事を持っている。しかも管楽器となると音が大きいから、いつでも何処でも練習できる訳ではない。 夜もダメ。 一体いつ練習しているのか想像もつかない。 ほんの僅かな時間をやりくりして積み重ねたものが、あの舞台を創り上げているのだ。 見事と言うしかない。 毎回団員募集を呼びかけている。 井上先生のような指導者のもとで音楽体験が出来るのはとても幸せなことと思う。 若い人達にどうぞ頑張ってここでの体験をして下さいと言いたい。そして次代に受け継いでもらいたい。 今回の演奏会についてまだまだ書きたいこともあるが、長くなるので後日に譲りたい。 ![]() ▲
by akoy28
| 2010-07-05 22:29
| 音楽
昨日久しぶりに若い友人Kさんからメールが届いた。
「明日から両親とニューヨーク&ワシントンDCに行く」とあった。 彼女はとても親孝行な人で、昨年もご両親と今頃北海道旅行に出かけている。 40代に入ったばかりの彼女にしてみれば、ご両親とは興味やペースがなかなか合わず、それなりの苦労もあるようだが。でもこういう娘がいたら幸せだろうなといつも思わせられる。 彼女の今回の目的の一つはNYスタインウエイで、色々なピアノを試弾して来ることだとも言っていた。 ![]() 現在彼女が師事しているピアノの先生はNYスタインウエイでも数少ないモデルをお持ちだ。 その上ホロビッツの調律師だった人のもとで修業したという調律師が、先生のピアノの面倒を見ているというのだから並々ならぬこだわりを持たれている。 作曲家でもあり、ピアニストでもある先生は音楽のみならず楽器に対する造詣も深く、よい楽器を持つことを薦める。 そして時折開かれるレクチュアでも、現在の音楽教育に苦言を呈される。 このレクチュアではNYスタインウエイの軽やかなピアノが使われる。このピアノは非常に軽くてデリケートな為、誰が弾いても良い音が出せるという代物ではない。奏法に問題があると容赦なく楽器に反抗されてしまう。 レッスンを受ける人達は異口同音に「怖い楽器」と口にする。 音楽の専門教育の場でも色々な奏法が伝授されているが、多くは力が入りすぎる傾向にあるようだ。しかしこの楽器はそのような弾き方をしていると思うようにいかない。 反応の良い楽器を弾くのは自分の弾き方を見直すチャンスともなる。 楽器に関しては「弘法筆を選ばず」ではないようだ。 良い楽器に出会うのは幸運ともいえる。ピアノのように消耗品的な楽器ですらそうなのだから、弦楽器ともなると自分の気に入った楽器に出会うのは大変だ。 ![]() 知人のバイオリニストは、「現在手にしているバイオリンに出会ったときは悪魔に囁かれている思いで、寝ても覚めても頭から離れない」と。そのバイオリンがどうしても欲しくて、当時何の担保も持たないのに銀行に掛け合った。銀行側もその情熱に絆されて貸してくれたというから良い時代ではあった。 彼女の一途さ、意志の強さにとても感動した覚えがある。 弦楽器奏者は自分の楽器を慈しむという言葉がぴったり。気に入った楽器は生涯の伴侶のようだ。 前出のワレフスカの持っていたチェロも1700年代の名器だという事だが、そろそろ寿命が来るともいわれていた。それにしても弦楽器は羨ましいほど長生きだ。 Kさんの持っているスタインウエイはハンブルグ製で、クラシックな少し重い落ち着いた音がする。 私は地味ながら表現力のあるハンブルグ製が好きだ。 彼女は師事する先生が変わり弾く曲も奏法も変わったので、違うタイプのピアノも求めているのかな┄と思ったりした。 これぞと思える気に入ったピアノに出会えますよう! 帰ったら遊びに来てくれるとの事、土産話を楽しみにしている。 ▲
by akoy28
| 2010-07-02 16:38
| 音楽
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